お金がもっとあれば、色々出来ることも多いのになと感じている。
確かにお金があれば選択肢は増えるかもね。
年収が高ければ幸福度も高くなるんじゃないかな?
年収が高ければ幸福度が上がり続けるわけではない。
今回は、その理由を両学長の動画を元に学んでいきましょう。
お金にまつわる5つの力も是非参考にしてね。
厚切りジェイソンさんもわかりやすかったね。
幸福度が上がらない理由3選
それは、この3つ。
①税負担が重くなる
②効用が上がらなくなる
③地位財の罠
年収が上がっているのに幸福度が上がらないカラクリを解いていきましょう。
税負担が重くなる
日本は、累進課税なので年収が高い人ほど税負担が大きい。
下記表を見てみよう。
※両学長 リベラルアーツ大学動画引用
年収の差は600万円もあるのに、手取りの差は420万円に下がってしまいます。
それは、税金や社会保険料のせいですね。
効用が上がらなくなる
次に年収と効用(幸福度)の関係を見てみましょう。
※両学長 リベラルアーツ大学動画引用
上記のグラフのように年収が上がれば上がるほど、効用(幸福度)が上がるわけではありません。
年収が低い人は、年収があがるほど幸福度も上がります。
しかし、年収が高い人はあまり効用(幸福度)が上がりにくくなっています。
個人の年収では、800万円くらいを境に上がりにくくなっているね。
世帯年収としては、1,500万円~2,000万円と言われているみたいだね。
例えば、最貧国(食べるものがない、住む場所がない、着る服がない)では、所得の絶対水準が上がれば幸福度にも連動します。
最貧国であれば食べれるようになったり、住めるようになったりすれば幸福度は上がるとイメージできますね。
地位財の罠
今回のメインです。
地位財と非地位財とは何か??
それでは、質問です。
あなたはどちらが良いでしょうか?
①あなたの年収が800万円で、周囲の年収は1,000万円 ②あなたの年収が600万円で、周囲の年収は300万円
みなさんは、①と②どちらの世界がいいでしょうか?
①の場合は、周りに比べると低所得者。
②の場合は、周りに比べると年収は2倍。
幸福度としては②かな?
そうですね。なぜそう感じるのか?
それは、年収の価値は「他者との比較」によって決まるからですね。
このように、他人より多いことに意味がある資産を地位財といいます。
年収、車、家、社会的地位・・・
このあたりが、地位財にあたりますね。
そこで、もう一つ質問です。
①と②のどちらの世界が良いか想像してください。
①あなたの休暇は4週間で、周囲の休暇は6週間(1年で) ②あなたの休暇は2週間で、周囲の休暇は1週間(1年で)
さあ、どうでしょう?
この質問になると①の方が幸せだと感じませんか?
①は、周囲より休暇は少ない。
②は、絶対数は周囲より休暇が多い。
つまり、休暇に関しては周りよりも多いかどうかではなく絶対的に多いかどうか(2週間より4週間の休暇)
健康、自由、愛情・・・
このように他者との比較で決まらないものを非地位財と言います。
年収1,000万円でも幸福になれない理由がこれか!!
そうですね。
それが地位財の競争にハマってしまうということです。
年収1,000万円人の周りには年収1,000万円の人がたくさんいます。
生活水準の似た人が集まるとその生活水準が普通となります。
もしかしたら、大きく見せようとして生活水準を上げないといけなくなるかもですね。
これでは、年収1,000万円も貧乏人扱いされてしまいます。
例えば、
一般的にベンツやBMWは高級車と言われますよね?
でも、港区や高級タワマン界隈ではロールスロイスやベントレーが高級車と言われます。
庶民エリアのベンツやBMWは高級車と言われるのにね。
このように、地位財の獲得競争には終わりがありません。
人は、マウントされるように仕組まれています。
マウントを取られたくないから、戦ったり、競争をしたりするわけですね。
だから、お金持ちの中にはあえて高級住宅地に住まなかったり
お金持ちと言いふらさずに暮らしている人もいます。
地位財のおかげで経済が発展してきたことも事実です。
地位財を否定するわけではありません。
しかし、お金も時間も有限!!
ここを忘れてはいけません。
地位財の獲得競争に巻き込まれると非地位財を手に入れるための資源が失われます。
休暇を楽しんだり、健康に過ごせている、家族や友人の時間や自由。
こういったことを忘れてしまいます。
死ぬときに後悔しても遅いもんね・・・
年収1,000万円でも苦しい理由は、競争し続けないといけない環境が生まれてしまい
ゆとりを感じられていないのかもしれませんね。
非地位財も手に入らないし
それでは、幸福度も高まらないよね。
非地位財を持っていても、周りから称賛されることは少ないかも知れません。
目に見えないですからね。
でも、いつまで他人と比べて競争をするのかは考えてもいいのではないでしょうか?
他人と比べる地位財には終わりがありませんからね。
まとめ
本日は、年収1,000万円でも幸福度が上がらない理由3選~地位財と非地位財とは~というテーマでお伝えしました。
参考動画↓
今まで、他人と比べて生きていることに辛さを感じたこともありました。
小さなころから野球をやっていたのですが、本当に上手い人には勝てませんでした。
なんで、自分はできないのだろう・・・
社会人になって学業に自信がなく、半ば全てをあきらめて過ごしていました。
でも、それは他人と比べてしまっているからだと考えるようになりました。
自分にも得意なことはあります。
生きていれば、周りと比べることで優位に立ちたいということもあるでしょう。
でも、そんな地位財に終わりはありません。
それならば、自分は自分らしく自分のモノサシで生きていく方がずっと幸せだと思いました。
本日も貴重なお時間を頂きありがとうございました。
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