野球人生を狂わせた送球病。イップスの存在。

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イップスであることの苦悩

よし
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みなさん、イップスという言葉をご存じでしょうか?

あまりなじみのない言葉かもしれませんが、自分の野球人生を大きく左右しました。

まず初めにイップスとは・・・

イップス (yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般、また、音楽や芝居などスポーツ以外の分野においても使われるようになっている。『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

参考動画↓

自分の場合は、野球で突然起こりました。

進路を野球で進めてきた自分にとっては致命的な出来事でした。

まず、簡単にイップスが起こってしまった経緯をお伝えしたいと思います。

きっかけは高校1年生時の3年生と混じって練習したことでした。

ある程度の強豪校で野球をやられている方はわかると思いますが、1年生が3年生に混じって練習をするということは並大抵のプレッシャーではありません。(その後、3年生は甲子園ベスト8の実績、国体優勝)

自分はある程度上手な分類だったので、上級生に混じって練習させてもらえました。

先輩とキャッチボールをするだけで相当なプレッシャーですよね。

そんな中、雨天ということもあり体育館で練習することとなりました。

練習内容は、メンバー外がバットスイングをしている中でメンバーは複雑なボール回しを横で行っていました。

自分の番になり、初めは普通にこなせていたのですが1度暴投を放ってしまいました。

体育館には、「バーン」と音が響き渡り、先輩、コーチからも罵声を浴びました。

罵声を浴びることに当時は否定的に感じていなかったので、そこは問題ではないのですがその後ミスが出来ないと自分自身で自分を追い込んでしまいました。

イップスのきっかけはこのようにして起こりました。

前回参考記事↓

普通に出来ていたことが出来なくなる辛さ

よし
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投げることが得意だったので

それが出来なくなったことで野球をしたくなくなった

みなさん自分が好きで得意なことが出来なくなった時はありますでしょうか?

もう、野球に関わりたくないとさえ思ってしまいました。笑

自分の場合は野球で高校に入りましたので、野球で結果を出さないと居場所がなくなるということでも追い込まれていました。

きっかけは体育館での出来事でしたが、それが徐々にグラウンドでも起こるようになりました。

上級生に対してだけ起こっていたイップスが同級生、下級生にも症状が起こるようになってきました。

この時の気持ちは練習をすることに臆病になっていましたしキャッチボール、ボール回しなどは最悪でした。

大体ミスをすると連帯責任で最初からやり直しなどでしたので周りからの厚で更に追い込まれる日々を過ごしていました。

周りからバカにされる屈辱的な思い

よし
よし

周りからは、いじりの延長ではあるものの毎日辛い気持ちでした

何が1番つらいって言葉を包まずに言いますと自分より下手な奴にバカにされるということです。

本当に悔しかった!!

なぜ、こんな奴にここまで言われるのか。

なぜ、イップスなんかになってしまったんだと・・・

普通に投げることさえ出来れば誰にも負けない。

そんな気持ちが沸々と沸き上がりました。

でも一向に改善されない。

こんな状況が大学4年生まで続きました。

我ながら良く耐え抜いたなと改めて思います。

ただ、他にも出来ることはあると割り切って特にバッティング練習、走塁練習を人一倍時間をかけて取り組みそこだけでレギュラーを目指しました。

ケガもあり手術なども乗り越えメンバーには入ることが出来ました。

あの辛さは、現在の糧になっています。

イップス克服方法

よし
よし

結論、イップスの克服方法はなってしまえばありません。

イップスを治すために色々試しました。

  • ネット送球
  • わざと暴投を放る練習
  • 寝ころびながら真上にボールを投げる練習
  • メンタルトレーニング

などなど・・・

しかし、今も草野球で投手や内野はできません。

辛いですが仕方ないと自分では割り切っています。

昔よりもイップスは改善されてきましたが、改善されてきた理由はミスをしても追い込まれる状況でなくなったということのみです。

イップスになってしまえば治らないと開き直りこれからどう向き合って行くかを考える方がプラスに作用すると思います。

イップスになる前にイップスにならないために日々練習して自分の技術をあげるしかありません。

では今からどうすればいいのか・・・

それは、

周りにイップスであるということを認めてもらうということです。

自分でイップスを認めてメンバーに伝えるということ。

昔よりもイップスは認知されていると思うので、周りもわかってくれるはずです。

自分が出来ないことをしなければいけないというプレッシャーからイップスは起こってしまいます。

簡単にいうと技術不足です。

しかし大体の人は、小さなときから反復練習で体に叩きこんでいるため考えなくても出来てしまうのだと思います。

ある程度、何でもスポーツが出来てしまっていた人ほど起こりやすいと思います。

武井壮さんがYouTubeで話されていた参考動画↓

周りのせいにしてはいけませんが監督、コーチから言われて今までしたことがないことをやらないといけないと強く思い、取り組んだ結果イップスになってしまう。

大体の人は、この流れだと思います。

プロ野球選手になってイップスになってしまったり、極端に球速が落ちてしまうのもこの例にあてはまるのではないでしょうか?

まとめ

今回は、野球で送球病と言われるイップスについて自分の経験談からお伝えさせていただきました。

イップスは、野球だけではなく他のスポーツでも起こります。

成功確率が高く、ミスすることが少ない機会の競技ほど起こりやすいと言われています。

ご自身がこのような経験をしないことを祈りますが、元の状態に戻ることは大変困難だと思います。

イップスになる前に技術を上げることが何よりも大切です。

野球の中でもレアケースな部分についてお伝えしましたが、少しでも参考にしていただければと思い記事を書きました。

イップスになっている人の気持ちはイップスになっている人にしかわかりません。

辛い気持ちをわかってくれる人もいるので自分がこれから何ができるのかを考えて行動する方がこれから先自分のためになってきます。

自分はサラリーマンですが、あの時の辛さに比べれば今はどおってことありません。笑

自分の経験は大きな財産になりますし、これは自分しか活かすことは出来ない。

モノゴトをどうとらえるかは自分次第!!

日々考え方の勉強も合わせて取り組んでいこうと思います。

本日も貴重なお時間を頂きありがとうございました。

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